私は歯周病を治しました!
口臭もなくなりました!
私は歯科医院で「歯周病」と診断されました。そして歯を1本失いました。その時私はこれ以上歯を失いたくないと思いました。歯周病から残っている歯を守るためにはどうすればいいのか模索しました。その結果、歯を失った原因と究極の対策を発見したのです。私は歯周病を治しました。長年悩んでいた口臭も消えました。私は歯周病を治した体験者として、あなたがこのブログを最後までお読みになり、大切な歯を失うことなくじょうぶな歯で健康を守り抜くことを願っています。
「あなたは歯周病です!」と診断されました。
私は歯を大切にして歯磨きを継続してきましたが、奥歯の1本がぐらついてきて根元がひどく痛むようになりました。もちろん冷たい物を食べるとしみてしまったり、甘い物を食べると歯が痛んだりするようになりました。ぐらついて痛みがひどくなったので、歯科医院に行ったところ「歯周病です!」と宣告されたのです。歯の神経を取り除き、銀をかぶせました。その結果痛みはなくなりましたが、歯は治療前と変わらずぐらついたままです。歯はありますが、ぐらつくため強くかむことはできません。私は大切な歯を1本失いかけた状態なのです。失ったと同じです。
歯がぐらついて、痛みがあります。歯ぐきから血がでることもあります。
歯周病です。治療しましょう。歯の神経を抜いて銀をかぶせます。
歯の神経を抜く治療の抜髄(ばつずい)は、歯の治療法のひとつです。
抜髄は歯の神経だけを取り除く様なイメージですが、実際のところは歯に酸素や栄養を供給している血管も一緒にとってしまいます。血管が無くなることで、栄養が供給されなくなり、抜髄後の歯は俗にいう”死んだ”状態になります。さらに免疫系の作用が出来ないためむし歯にもなりやすくなります。歯の強度も低下し欠けやすくなるのです。抜髄をする前の歯を「生活歯(せいかつし)」、抜髄をした後の歯を「失活歯(しっかつし)」といいます。
このままでは、歯周病で次々と歯を失い続けるだろうと思うと怖くなりました。歯周病にならないように、予防することを決意しました。そうです!私は歯周病を治す決意をしたのです。
むし歯と歯周病の違い
むし歯は、むし歯菌が歯の表面に生息し増殖していく細菌感染症のひとつです。むし歯菌は人間の身体の中で最も硬い部分といわれる歯のエナメル質を溶かしてしまうのです。むし歯菌の正式な名前はストレプトコッカス・ミュータンス。このミュータンスは歯の表面に生息し増殖していきます。その際に歯の表面についた食べカスなどを栄養源として取り込み代謝する過程で乳酸を作り出します。乳酸のPHが酸性に傾いているため、固いエナメル質が徐々に溶かされていくのです。
歯周病は、細菌の感染によって歯肉(歯茎)に炎症が起こり、歯周組織を破壊し顎(あご)の骨を溶かしていく病気です。歯と歯ぐきの境目に溜まったプラーク(歯垢)が原因で、歯周組織に炎症を起こす細菌感染症です。歯周病菌は、プラーク(歯垢)に潜む細菌で菌が持っている内毒素によって炎症を引き起こすのです。
炎症がおきているのか。
日本人の成人の約80%が歯周病といわれ、ここ最近では歯を失う原因のトップがなんと、むし歯をぬいて歯周病になっています。歯周病の初期の段階では自覚症状が殆どなく、気づいた時にはかなり段階が進んでいて、歯茎や歯を支える骨の組織が失われ歯がグラグラになってしまいます。処置しなければ、歯はそのまま抜け落ちてしまうことになります。私の場合も、歯肉が少なくなり歯がぐらつくようになっていました。
口の中には400~700種類の細菌が住んでいますが、研究が進み歯周病菌にも名前があります。
ポルフィロモナス・ジンジバリス菌は歯周病に最も関わりの深い細菌です。この菌が持つ内毒素によって歯周組織が炎症を引き起こすほか、アルツハイマー型認知症の発症リスクを高める原因にもなっているそうです。
トレポネーマ・デンティコラ菌は嫌気性で、らせん状の形できりもみ運動をしている姿が特徴です。
タネレラ・フォーサイシア菌は、ジンジバリス菌やデンティコラ菌と共に歯周病を悪化させます。
実は、歯周病は歯を失うだけではありません。他の病気も呼び込むのです。心臓病も歯周病菌が関係していて、脳卒中も歯周病菌が引き起こしているというのです。つまり歯周病は全身に悪い影響を与える怖い病気なのです。
歯の状態を把握する
まず自分の歯は現在どのような状態なのか、近くの歯科医院に行って診てもらいましょう。またはクリーニングの予約を入れましょう。特にクリーニングは歯科衛生士の指導や助言を聞くことができるので、ぜひ行ったことのない人は行きましょう。歯の状態だけでなく磨き方なども丁寧に教えてくれます。歯のレントゲン写真も撮ってもらうことができます。どの歯が虫歯や歯周病になっているか、または予備軍か、1本1本の歯の状態まで丁寧に説明してくれるので今まで見えていなかった自分の口の中の世界が広がります。さらに口の中の細菌を顕微鏡で撮影した動画をみることができます。それはそれはたくさんの細菌がうごめいているのです。無数の細菌が「うじょ、うじょ」とうごめく映像はたいへんショックでした。
歯周病の原因
なぜ私達は歯周病になってしまうのでしょうか。
歯周病は歯周病菌が口の中で繁殖して炎症をおこさせ歯肉や歯そのものを溶かしていく病気です。歯周病菌は口の中のプラーク(歯垢=食べかす)が大好物ですが、食べかすだけを食べているのであれば歯には影響がありません。何と歯周病菌は食べかすと一緒に口の中の歯ぐきや歯そのものも餌にして増加し繁殖するのです。歯ぐきや歯を餌にしている。怖いですね~!
プラーク(歯垢=食べかす)が多ければ多いほど、歯周病菌は喜びます。そしてパワーアップしてますます増加していくのです。その結果歯ぐきに炎症が起こり弱って来て、歯を支えられなくなるのです。歯ぐきが無くなっていくため、残った歯は根元が見えてきます。ある日歯の根元に痛みが走ります。当然です。歯を守るための歯ぐきがなくなり、神経が出てきて痛むのです。ここで歯医者に行くと、まちがいなく「歯周病です!」と診断されます!
歯周病をストップ
歯周病にならないためには、どのような対策をすればよいのでしょうか。
私は数十年間毎日、朝の起床後、朝食後、昼食後、就寝前の合計4回もはみがきをしてきました。それにもかかわらず歯周病になってしまいました。ということは私の歯磨きは有効ではなかったのです。歯周病菌はとてつもなく小さいです。私の大きさと歯周病菌の大きさを比べたら私の方が巨大です。ところがこの小さな小さな目にも見えない歯周病菌は驚くほど強いのです。ジンジバリス菌やデンティコラ菌達は私の口の中で、喜びの宴をしたにちがいありません。これまでと同じ磨き方では私は確実に歯周病菌を増やし続けます。
そして1本~! 2本~! 3本~!・・・と歯を失ってしまいます。
あなたも油断すると確実に歯を失います。歯を失う度に、彼らは居心地のいいあなたの口の中で増加し続けるです。
私は心の底から歯周病菌を消したいと思いました。私の口の中の歯周病菌たちが逃げ惑い、いなくなるようにしたいと決意したのです。1匹(?)たりとも生かしておかない!歯周病菌を絶滅させようと心の底から思ったのです。
どうすれば歯周病菌のいない口になるのでしょうか。
もうお分かりですね。歯周病対策のポイントは、毎日プラーク(歯垢=食べかす)を完全に口から取り除くことです。もう一度言います。
完全に口から取り除くのです。完全にです!
歯周病菌はプラーク(食べかす)の中に住んでいますから、歯周病菌が居座って生活しないように食べかすを完全に徹底的に取り除くのです。
さらに「徹底的に」という言葉が加わりましたね。そうです。完全に徹底的に取り除くのです。つまり、完璧な歯磨きを毎日毎食後に実践して、初めて歯周病菌のいない口になるのです。
私の歯磨きは完全でなく徹底してもいなかったのです。考えが甘かったのです。歯垢を徹底的に取り除くという意識が弱かったのです。
完全に徹底的に歯垢を取り除こう!
完璧に最高の歯磨きを実践しよう!
と強く決意し実践し始めました。その結果私は歯周病を治しました。克服しました。私がおこなった完全に完璧に歯垢を取り除いた方法を下記に書いています。ゆっくりしっかり読んでください。
歯垢を取り除く方法
歯周病にならないためには、毎日・毎食後・歯垢を口の中から完全に完璧に取り除くことで予防することができるのです。具体的に説明します。
①毎食後、歯ブラシで丁寧に歯磨きをする
固すぎず柔らかすぎない普通タイプの歯ブラシがお勧めです。もちろん毛先は細くなっている方が、良いです。毛先が細い歯ブラシの方が歯の間に入りやすいので、私は毛先が細くなっているものを使っています。そして毎食後に必ず歯磨きをします。毎食後です!毎食後に磨く時間が取れないと思う方もいると思いますが、気を許しては歯周病菌がいっきに増えます。朝食後、昼食後、夕食後、磨きます。仕事で時間が取れない場合も時間を作るのです。わずか10分でいいのです!歯磨きの時間をしっかり取りましょう。まわりの人が何か言いそうだったら、「歯が痛くなりそうだから・・・」と言いながら洗面所に駆け込みましょう。
②歯磨き粉は歯周病菌に強い製品を使う
歯磨き粉は使った後、しばらくすると口の中がねばねばしてくるものがあります。これは虫歯菌や歯周病菌が力を取り戻した状態です。つまり、すっきり感に持続性がないと歯磨きの意味がありません。私のお勧めは「クリーンデンタル」。他の歯磨き粉に比べクリーンデンタルは100gで1200円前後もしますのでたいへん高価です。他の歯磨き粉の4~5倍もするのですから確かに高いと思います。しかし、これは使用感が全く違います。口の中がすっきりしてねばねば感が出てこないのです。どんな歯磨き粉を使っているかという歯医者さんのアンケートで、「クリーンデンタル」と回答した歯医者さんがたくさんいました。まだ使ったことのない方はぜひ使ってみましょう。ドラッグストアで購入すると割高になりますので、私はネットで10本まとめて購入しています。
③歯間ブラシを使う
歯磨きの後、歯間ブラシですきまのそうじをします。歯間ブラシは以前使っていたものは先が針金のため、歯間に入れる時入れ方がうまくいかないと歯ぐきを刺して出血することがありました。そこで、現在は小林製薬の「やわらか歯間ブラシ」SS~Mに変えました。歯ぐきにやさしいゴム製なので、出血することがありません。さらに新製品は持ち手の部分が曲がっているので、奥歯にも届き入れやすくなっています。サイズが小から大までありますので、ご自分の歯の隙間に合うサイズを選んで使いましょう。
|
④糸ようじを使い完璧に歯垢を取り除く
私の最強の対策は糸ようじ(デンタルフロス)です。毎食後に糸ようじを使います。「歯ブラシ→歯間ブラシ→糸ようじ」ですべての歯の間の歯垢を完璧に掻き出します。歯間ブラシはすべての歯の隙間に入るわけではありません。ところが糸ようじは前歯も奥歯も、すべての歯と歯の隙間に入ります。糸ようじで歯の隙間の歯垢を完璧に取り除くことができるのです。
歯ブラシだけで2度磨きした後に糸ようじを使ってみましょう。なんと食べかすが糸ようじについてきます。食べかすが残っているのです。歯ブラシで歯磨きをしたので大丈夫だと思ってはいけません。食べかすが歯の隙間に残っていれば、歯周病菌も繁殖します。つまり歯ブラシの毛先だけでは歯の隙間まで届かないのです。歯間ブラシできれいにして、さらに最高のアイテムである糸ようじですべての歯と歯の隙間に残った食べかすを完璧に取り除くのです。そうです。完璧に取り除くのです。私が使っている糸ようじは「小林製薬の糸ようじ」です。色は草色で使いやすいです。
|
糸ようじと歯間ブラシの順番を逆にする時もあります。糸ようじを使った後にもう一度歯磨き粉を付けて歯ブラシでブラッシングすることもあります。大切なのは歯垢を残さないということですから、完全に完璧に口の中をきれいにしましょう。
毎日毎食後、「歯ブラシ→糸ようじ→歯間ブラシ→歯ブラシ」の4点セットを継続することが、最強の歯周病対策です。面倒がらずに継続します。4点セットの1つでも手抜きをすると歯周病菌が増えてしまうと思うと省くわけにはいきません。
自分の口の中を常にイメージしましょう。歯周病菌や虫歯菌がうじょうじょと楽しく駆け回っている場面を想像すると、がんばろうという強い気持ちになります。私達は食事をしないと生きていくことができません。口に入れた食べ物をかんで、飲み込んで栄養を吸収します。生きていく限り食べることをやめるわけにはいかないのです。そのためにはじょうぶな歯が必要です。生きるために歯を大切にするのです。私達は生きている間、死ぬまで歯周病菌や虫歯菌を増やさないように、口の中の食べかすを取り除く努力をし続けることが求められるのです。
歯周病にならないための食生活
食生活が原因で歯周病菌が増えてしまうこともわかりました。
①だらだらと食事をしない。口の中がきれいな状態になる時間がなくなるため歯周病になりやすくなってしまいます。
②糖分の取りすぎも避ける。じょうぶな歯を作るためにも糖分は控えることが大切です。糖分はむし歯菌や歯周病菌の大好物です。私は健康上の理由で、糖質制限もするようになりました。たまにお菓子やパンやパスタ等を食べますが、歯周病対策のためにできるだけ糖質を制限するように努力しています。
③タバコを吸わない。たばこを吸うとむし歯菌や歯周病菌達は大喜びして口の中で「俺たちのためにたばこがやってきた~!」と一気に勢力を取り戻します。たばこを吸った後も歯磨きをするようにしてください。
④飲酒後に必ず歯磨きをする。お酒を飲んだ後の口の中は、むし歯菌や歯周病菌にとってはパラダイスになります。美味しいお酒に美味しいお料理ですから、まさに天国です。酔っ払ってそのまま歯磨きをしないで寝てしまう人もいますから、口の中は細菌達が大量に楽しく泳ぎ回ります。お酒を飲んだ後は、酔っていても寝る前に歯磨きをしっかり行って、食べかすを完全に口から排除しましょう。しかし酔っぱらってしまうとなかなか歯磨きしようという気持ちにはなれません。自分の家でさえ分からなくなるほどですから、歯磨きする意識もどこかに吹っ飛んでしまいますね。
最後に私が書いた対策の効果をお知らせします
私は歯を失って(失いかけて)から、自分の歯みがきに対する考え方がいかに甘かったかを痛感しました。あなたも歯磨きを面倒がってやらなかったり、糸ようじや歯間ブラシは知っていてもやっていなかったり、完璧でないとしたらいずれ歯を失ってしまいます。
私は72才ですが現在29本の歯が現役で残っています。これ以上歯を失いたくないと思い歯周病について調べました。そして生きていく限り自分の歯で食事を美味しくいただけるように歯を大切にしたいと思い実践しました。その結果私は歯周病を治したのです。克服したのです。
①歯のぐらつきがなくなった。抜けかけた歯のぐらつきが無くなってきたので、このまま73才まで30本を維持できると思います。
②歯ぐきの痛みがなくなった。時おり歯ぐきに痛みがありましたが、今では全くなくなりました。もちろん冷たいアイスクリームを食べて歯に沁みることもありません。
③口臭が消えた。 毎日毎食後、歯磨きをしても口臭があったのですが、長い間悩んでいた口臭がまったくなくなりました。私は歯を大切にしたい思いで、取り組んできたのですが、何と口臭も撃退したのです。最近では自信をもって友人と話すことができるようになりました。
④歯の黄ばみが消えてきた。歯が黄色くなっていたのですが、この対策を進めてきた結果、歯が白くなりました。虫歯菌や歯周病菌のために歯のエナメル質が破壊されていたのが、対策をとるようになり黄ばみが消えました。
どうぞあなたもこのブログを参考にして歯を失うことが無いように、完全に完璧に歯垢を取り除いてください。そして、お口も身体も健康な生活を送り続けましょう。